STOCK SPRINGS vol35
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参考資料 コイルばね 設計上の留意事項●圧縮スプリング◆ばね指数C(コイル平均径/材料径)4から15(~22)の間を推奨する。◆縦 横 比(自由長/コイル平均径)この比が大きいと荷重によって、ばねが座屈を起こす原因となる。座屈現象を防ぐため、JISでは0.8~4を推奨している。◆有効巻数荷重特性の精度を保持するのに、3以上にとるのがよい。また巻数は0.5の奇数倍にとることが望ましい。有効巻数が3以下の場合の荷重特性の公差は、協議による。◆端部の形状両端の座巻は通常各1巻である。一般的に線径0.5mm以下は研削しない。ばね指数が13以上の場合には、研削しないでも直角度3度以内に保持できる。◆密 着 長密着長の計算は、次の式で求める。通常許容差は付けない。研削無の密着長=(総巻数+1)×線径研削有の密着長=総巻数×線径◆ピ ッ チピッチは、コイル平均径の1/2以下にとるのがよい。◆巻 方 向右巻が一般的であり、指示なき場合は右巻とする。●引張スプリング◆初 張 力密着巻きの冷間成形引張スプリングには、初張力を生じる。◆フックの形状一般には、逆丸フック・丸フック・半丸フックがよく使われている。フック部の応力集中による折損を防ぐため、フックに立ち上がる部分のRをできるだけ大きくするとよい。フックのスキマを必要な場合には指定すること。●ねじりスプリング◆ねじり方向 ばねを巻き戻す方向に負荷すると、過大な引張応力をコイル内側に生じ折損やへたりの原因になる。止むを得ない限りばねを巻き込む方向に使用すべきである。◆案内棒の選択ばねを巻き込む方向にねじると、内径が小さくなるので案内棒は最大使用時のコイル内径の約90%にするのがよい。●設計応力のとり方静荷重を受ける圧縮ばねの許容ねじり応力は、P164図1による。ばねの密着応力は、その値を越えないことが望ましく、使用最大応力は80%以下にするのがよい。引張ばねの許容ねじり応力は、図の値の80%とし、使用上の最大応力は図の値の64%以下にするのがよい。ねじりスプリングの応力計算は、ねじりモーメントがばねを巻き込む方向に作用する場合と、巻き戻す方向に作用する場合とでは計算式が異なる。参考資料 ばねの許容差項     目許 容 差 ま た は 範 囲腕の自由角度腕部の曲げ角度コイル内径又は外径コイル部の長さ腕 部 の 長 さば ね 特 性ばね弾性の指定がある場合は、腕の自由角度は参考値とする。コイル直径の許容差は、ばねの用途に応じて内径又は外径のいずれか一方について規定する。密着巻きのものには適用しない。ばね特性の許容差は、ばねの端末形状、摩擦等によって異なるので特に必要な場合だけ指定する。この場合、指定方法は、受渡し当事者間の協定による。ばね特性を指定する場合には、指定ねじれ角時のモーメントで指定し、その許容差は、次による。なお、この場合は腕の自由角度は参考値とし、許容差の指定は行わない。巻数      等級1233以下±8°±10°±15°3を超え10以下±10°±15°±20°10を超え20以下±15°±20°±30°20を超え30以下±20°±30°±40°等 級123β10.030.050.08巻 数3を超え10以下10を超え20以下20を超え30以下β210°15°20°等 級123αの許容値±5°±10°±15°D/d             等級1級2級3級3以上  8以下±1.0%、最小±0.15mm±1.5%、最小±0.2mm±2.5%、最小±0.4mm8を超え 15以下±1.5%、最小±0.2mm±2.0%、最小±0.3mm±3.0%、最小±0.5mm15を超え 22以下±2.0%、最小±0.3mm±3.0%、最小±0.5mm±4.0%、最小±0.7mmD/d             等級1級2級3級3以上  8以下±1.5%、最小±0.3mm±3.0%、最小±0.6mm±5.0%、最小±1.0mm8を超え 15以下±2.0%、最小±0.4mm±4.0%、最小±0.8mm±7.0%、最小±1.4mm15を超え 22以下±3.0%、最小±0.6mm±6.0%、最小±1.2mm±9.0%、最小±1.8mm材料の直径mm        等級1級2級3級0.1以上 0.5以下±2.0%、最小±0.3mm±3.0%、最小±0.5mm±4.0%、最小±1.0mm0.5を超え 1以下±2.0%、最小±0.5mm±3.0%、最小±0.7mm±4.0%、最小±1.5mm1を超え 2以下±2.0%、最小±0.7mm±3.0%、最小±1.0mm±4.0%、最小±2.0mm2を超え 4以下±2.0%、最小±1.0mm±3.0%、 最小±1.5mm±4.0%、 最小±3.0mm4を超えるもの±2.0%、最小±1.5mm±3.0%、 最小±2.0mm±4.0%、 最小±4.0mm±[(計画ねじれ角 × β1)+β2]× Td■ねじりコイルばね166

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